
BLOG|ヒトデ忌避剤|2026-07-19
猫よけを庭・花壇に|フン尿被害を防ぐ自然由来の対策とマナー

庭や花壇を手入れしていると、土の上に猫のフンが残されていたり、植えたばかりの苗が掘り返されていたりすることがあります。
一度だけなら片付けて終わりにできますが、同じ場所で何度も繰り返されると、においや衛生面、植物への影響が気になります。
一方で、猫は飼い猫、地域で世話をされている猫、飼い主のいない猫など、状況が外見だけでは判断できません。対策を急ぐあまり、猫を傷つける方法を選んだり、餌を与えている人と感情的に対立したりすると、近隣トラブルへ発展することもあります。
庭や花壇の猫対策で大切なのは、猫を捕まえたり傷つけたりすることではありません。
まずフン尿のにおいを取り除き、猫が入りやすい経路や排泄しやすい場所を見直し、猫にとって落ち着きにくい環境へ少しずつ変えていくことが基本です。
この記事では、猫による庭・花壇のフン尿被害を減らすために、自宅で取り入れやすい対策と、自然由来の忌避資材を使用するときの注意点を解説します。
猫が庭や花壇に繰り返し来る理由
猫が敷地に入る理由は、一つとは限りません。
庭や花壇が次のような条件を備えていると、猫に利用されやすくなることがあります。
- 土や砂が露出している
- 人の出入りが少ない
- 塀や植木などで外から見えにくい
- 雨風を避けられる場所がある
- 餌や水が近くにある
- 通り道として移動しやすい
- 過去のフン尿のにおいが残っている
自治体が案内する猫の侵入防止策でも、庭や花壇の土、通り道、排泄場所など、猫が利用している場所に応じて対策することが勧められています。猫よけに決定的な方法があるわけではなく、猫の個体差や慣れを考慮しながら、複数の方法を組み合わせる必要があります。
「猫が来るのは、土があるから仕方がない」と諦める必要はありませんが、においのあるものを一度撒くだけで、完全に来なくなるとも限りません。
猫がどこから入り、どこを歩き、どこで排泄しているのかを観察することが対策の出発点です。
最初に行いたいのはフン尿とにおいの除去
猫よけ用品を置く前に、まず被害場所を清掃します。
猫のフンだけを取り除いても、周囲の土や床ににおいが残っていると、同じ場所が再び利用される可能性があります。川崎市の猫飼養ガイドラインでも、フン尿をされた場所は確実ににおいを消すことが侵入防止策として案内されています。
フンを処理するときの注意点
フンを直接手で触らず、使い捨て手袋、スコップ、袋などを使用します。作業後は手洗いを行い、使用した道具も洗浄してください。
処分方法は自治体によって異なるため、家庭ごみとして出せるか、土をどのように扱うかは地域の分別ルールを確認します。
土や床面のにおいを減らす
コンクリート、タイル、鉢、プランターなどに尿が付着している場合は、素材を傷めない方法で洗い流します。
花壇では、汚れた表土を一部取り除く方法もあります。ただし、洗浄剤や消臭剤を植物の根元へ大量に使用すると、生育に影響する可能性があります。園芸用として使用できるかを確認してください。
なお、塩素系洗剤、酸性洗剤、酢などを安易に混ぜることは危険です。製品表示に従い、異なる洗剤を混合しないでください。
餌や水、隠れ場所を残さない
猫が庭を利用する背景に、餌や水、休める場所があることも考えられます。
次のような状態がないか確認しましょう。
- ペットフードを屋外に置いている
- ごみ袋や生ごみを庭へ仮置きしている
- 水の入った容器がある
- 物置やウッドデッキの下に入れる
- 段ボールや資材が積まれている
- 空き家や隣接地に餌場がある
環境省の住宅密集地における猫の適正飼養ガイドラインでは、飼い主のいない猫を一方的に排除するのではなく、地域住民が状況を共有し、給餌、排泄場所、不妊去勢などを適切に管理する地域猫活動の考え方が示されています。
自宅の敷地に餌を置いていない場合でも、周辺に継続的な給餌場所があれば猫の行動範囲に含まれる可能性があります。そのような場合は、個人同士で責任を追及するよりも、自治体や町内会へ相談した方が解決しやすいことがあります。
土を露出させない物理対策
フン尿被害が花壇の土に集中している場合は、排泄しやすい場所を物理的に減らす方法があります。
植栽を密にする
川崎市は、猫が体を入り込ませにくいように植栽を密にすることを、花壇や玄関周辺のフン尿対策として紹介しています。景観を大きく損なわずに、猫が入れる空間を減らす方法です。
ただし、植物を過密に植えると風通しが悪くなり、病害虫が発生しやすくなることがあります。植物の生育に必要な間隔は確保してください。
猫よけマットを敷く
市販の猫よけマットは、猫が歩きにくい凹凸を作るものです。花壇や侵入経路に部分的に設置できます。
使用する場合は、猫を傷つける鋭利なものではなく、猫の足を傷めにくい市販品を選びます。人が通る場所では、転倒や踏み抜きにも注意してください。
ネットや柵で侵入を減らす
猫が入ってくる場所が限られている場合は、低いネットや柵で経路を変える方法があります。
ただし、猫は狭い隙間を通ったり、低い柵を乗り越えたりすることがあります。すべての侵入を完全に防げるとは限りません。
道路や隣地へはみ出さないこと、避難や通行を妨げないこと、猫が絡まない構造にすることも重要です。
割り箸などを立てる方法
複数の自治体は、花壇や通り道に割り箸などを間隔を空けて立て、猫が歩いたり座ったりしにくくする方法を紹介しています。
尖った先端を上に向けると、人や動物がけがをする危険があります。鋭利にならないよう加工し、子どもが入る場所では使用を避けてください。
水や市販の忌避用品を使う方法
猫は水でぬれる場所を避けることがあるため、猫が通る時間帯に合わせて庭へ水を撒く方法が自治体から案内されています。
ただし、猫に向けて強い水流を直接当てたり、追い回したりするのではなく、猫にとって地面の状態が快適ではない環境をつくるための方法として行います。
センサー式の散水装置や超音波装置もありますが、超音波は設置方向や周辺環境によって、人や他の動物に不快感を与える可能性があります。名古屋市も、超音波機器について周辺住民への配慮を求めています。
機器を設置するときは、敷地外へ向けない、隣家の窓や道路へ反応させないなど、使用範囲を確認してください。
柑橘系のにおいを利用する場合の注意点
自治体が案内する猫の侵入防止策には、みかんなどの柑橘類の皮や、市販の猫用忌避剤を使用する方法も含まれています。
ただし、すべての猫が同じにおいを避けるわけではありません。最初は変化があっても、時間の経過とともに慣れることがあります。札幌市も、猫によって効果がない場合や、次第に慣れる場合があるため、複数の方法を併用するよう案内しています。
また、生の柑橘皮を大量に放置すると、腐敗したり、虫を呼び寄せたり、庭の見た目を損ねたりする可能性があります。
市販の忌避資材を使う場合は、成分、使用量、使用場所、交換時期を確認し、植物、子ども、ペット、近隣住民への影響にも配慮してください。
自然由来の猫用忌避資材「猫バイバイ」
ECOxCOで取り扱う「猫バイバイ」は、乾燥柑橘類皮、天然乾燥ヒトデ、月桃葉部抽出液を組み合わせた粒状タイプの猫用忌避資材です。
玄関、庭、花壇、家の周囲、駐車場など、猫の侵入やフン尿被害が気になる場所に撒いて使用します。
猫を捕獲したり殺傷したりする商品ではなく、においを利用して、猫が近づきにくい環境づくりを補助し、被害の軽減を目的とした商品です。100%の効果を保証するものではなく、猫の個体差、雨、風、設置場所、周辺環境によって使用感は異なります。
使用前に清掃する
フン尿や食べ物のにおいが残っていると、猫バイバイを撒いても、その場所を引き続き利用される可能性があります。
まず被害場所を清掃し、フン、餌、落ちた食品、隠れ場所などを取り除いてから設置します。
被害場所だけでなく通り道も確認する
フンをされた場所だけではなく、塀の隙間、門扉の下、建物の横、植木の間など、猫が通っていると思われる場所も確認します。
自分の敷地内で、商品表示に従って必要な範囲へ使用してください。
雨や散水後に状態を確認する
粒状資材は、雨、散水、風などの影響を受けます。豪雨や庭への散水後は、流出や偏りがないか確認しましょう。
道路、排水溝、隣地へ流れないように注意してください。
子どもやペットへの配慮
自然由来の原料を使用していても、食品ではありません。子どもやペットが触ったり、口に入れたりしない場所へ使用します。
家庭菜園や食用作物の近くで使う場合は、可食部へ直接付着させず、商品表示を確認してください。

※本製品は農薬ではありません。 ※猫を捕獲、殺傷または駆除する商品ではありません。 ※被害の軽減を目的とした商品であり、効果を保証するものではありません。
一つの方法だけに頼らない
庭や花壇の猫よけでは、特定のにおいや機器だけで継続的に解決できるとは限りません。
自治体の案内でも、猫によって効果が異なることや、刺激に慣れる可能性が示されています。清掃、物理対策、忌避資材などを組み合わせ、反応を見ながら方法や設置位置を変えることが現実的です。
例えば、次のように組み合わせます。
- フン尿を処理して、においを減らす
- 餌、水、生ごみ、隠れ場所をなくす
- 猫が入る経路を確認する
- 花壇の露出した土を減らす
- 猫よけマットや植栽で入りにくくする
- 猫バイバイなどの忌避資材を補助的に使用する
- 雨や季節の変化に合わせて状態を確認する
対策を数日でやめず、猫の行動が変化したかを記録しながら続けることが大切です。
近隣とのトラブルを避けるために
猫のフン尿被害は、不快感が大きいため、餌を与えている人や飼い主と思われる人に強い言葉を向けたくなることもあります。
しかし、猫の所有者が不明な場合や、地域猫活動として管理されている場合もあります。
対策の目的は、猫や世話をしている人を責めることではなく、自分の敷地内の被害を減らすことです。
話し合うときは事実を整理する
近隣へ相談する場合は、次の情報を記録しておくと話がしやすくなります。
- 被害が起きる日時
- 被害場所
- 猫の特徴
- フン尿や掘り返しの写真
- 餌や水が置かれている場所
- これまで試した対策
「猫を処分してほしい」と要求するのではなく、「庭でフン尿被害が続いているので、餌の片付けや排泄場所の管理について協力してほしい」と伝えます。
自治体の相談窓口を利用する
飼い主のいない猫の問題は、個人だけで解決しにくいことがあります。
地域猫活動、猫用忌避装置の貸し出し、適正な餌やり方法、排泄場所の管理などについて案内している自治体もあります。
被害が長期間続く場合は、保健所、動物愛護センター、区市町村の生活衛生担当などへ相談してください。
猫を傷つける方法は使わない
猫は動物愛護管理法上の「愛護動物」に含まれます。みだりに殺したり傷つけたりする行為や、虐待、遺棄は犯罪です。
次のような方法は行わないでください。
- 毒物や有害な薬品を置く
- 猫を傷つける鋭利な器具を設置する
- 熱湯や危険な液体をかける
- 強い力で物を投げる
- 密閉された場所へ閉じ込める
- 捕獲した猫を別の場所へ捨てる
- 猫がけがをする可能性のある罠を使う
自宅の敷地内であっても、猫を傷つけてよいわけではありません。
捕獲が必要と思われる場合も、自己判断で行わず、自治体や動物愛護センター、専門団体へ相談してください。
まとめ|清掃・物理対策・忌避資材を組み合わせる
庭や花壇の猫によるフン尿被害を減らすためには、においの強いものを一度撒くだけではなく、猫がその場所を利用する理由を減らす必要があります。
対策の基本は次のとおりです。
- フン尿を片付け、残ったにおいを減らす
- 餌、水、生ごみ、隠れ場所をなくす
- 猫の通り道を確認する
- 土の露出を減らし、排泄しにくい環境をつくる
- 植栽、猫よけマット、ネットなどを取り入れる
- 自然由来の忌避資材を補助的に使用する
- 猫や近隣住民を傷つけない方法を選ぶ
猫バイバイは、乾燥柑橘類皮、天然乾燥ヒトデ、月桃葉部抽出液を使用した粒状タイプの忌避資材です。
猫を捕獲・殺傷するのではなく、庭や花壇を猫が近づきにくい環境へ整えるための補助資材として、清掃や物理対策と組み合わせて使用してください。
引用・参考資料
- 環境省「住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン」 飼い主のいない猫、地域猫活動、住民間の合意形成に関する考え方を参照。
- 環境省「虐待や遺棄の禁止」 猫を含む愛護動物の殺傷、虐待、遺棄に関する法規制を参照。
- 仙台市「猫が庭に入らない方法」 忌避剤、猫よけマット、割り箸などの侵入防止策を参照。
- 札幌市「猫の忌避方法」「ペットの飼い方と飼育マナー」 忌避方法の個体差、慣れ、複数対策の併用について参照。
- 川崎市「猫による被害でお困りの方へ」「猫の適正飼養ガイドライン」 植栽、においの除去、市販の忌避剤等を使う方法を参照。
- 名古屋市「猫の忌避方法」 超音波機器の設置時における周辺住民への配慮を参照。
用語集
忌避資材
においや刺激などを利用し、対象動物が近づきにくい環境づくりを目的とする資材です。捕獲や殺傷を目的とするものではありません。
飼い主のいない猫
特定の飼い主が確認できない猫の一般的な呼称です。「野良猫」と呼ばれることもあります。
地域猫活動
地域住民、行政、ボランティアなどが協力し、飼い主のいない猫に不妊去勢手術を行い、餌やりや排泄場所を適切に管理しながら、地域の生活環境を改善する取組です。
猫よけマット
猫が歩いたり座ったりしにくい凹凸を設けたマットです。動物を傷つけない形状の製品を選ぶ必要があります。
動物愛護管理法
動物の愛護と適正な管理について定める法律です。猫を含む愛護動物をみだりに殺傷、虐待、遺棄する行為を禁止しています。
免責事項
本記事は、庭や花壇における猫のフン尿被害および侵入対策について、一般的な情報を提供することを目的としています。特定の方法または商品による効果を保証するものではありません。
猫の行動は、個体差、周辺環境、餌場、季節、設置場所、過去の利用状況などによって異なります。忌避資材、猫よけマット、ネット、超音波機器等を使用しても、侵入やフン尿被害を完全に防げない場合があります。
忌避資材や洗浄剤を使用する場合は、商品表示と使用上の注意を確認し、植物、子ども、ペット、通行人、近隣住宅へ影響しない場所と方法で使用してください。複数の洗剤や薬剤を自己判断で混ぜないでください。
猫をみだりに殺傷、虐待、遺棄する行為は法律で禁止されています。捕獲、移動、保護などが必要と思われる場合は、自治体、動物愛護センター、保健所または専門団体へ相談してください。
近隣住民や餌を与えている人との問題がある場合は、感情的な対立を避け、被害状況を記録した上で、自治体や地域の関係者を交えて解決を図ってください。
猫バイバイは農薬ではなく、猫を捕獲、殺傷または駆除する商品でもありません。自然由来の原料を使用していますが、食品ではありません。商品表示に従い、子どもやペットが触れたり口に入れたりしない場所で使用してください。